2025-02-21どのような軽貨物会社が生き残るのか。
皆様お疲れ様です。
いつも有難うございます。代表の中本です。
本日は軽貨物会社を選ぶ上で、どのような会社が長く生き残っているのかを解説します。
自分が所属している会社が突然倒産・・なんてことにはなりたくないですかね。。
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いつも有難うございます。代表の中本です。
本日は軽貨物会社を選ぶ上で、どのような会社が長く生き残っているのかを解説します。
自分が所属している会社が突然倒産・・なんてことにはなりたくないですかね。。
まずは、軽貨物運送業界における廃業割合についてのお話です。
2023年には、倒産が49件、休廃業・解散が74件発生し、合計で123件となりました。これは、1989年の統計開始以来、過去最多の件数です。
この増加の背景には、コロナ禍での宅配需要の拡大に伴う新規参入があったものの、燃料費の高騰や運賃への転嫁の難しさ、競争激化などが影響し、「利益なき成長」に陥る企業が増えたことが挙げられます。
また、業歴5年未満の企業が休廃業・解散に占める割合は、2023年には約40.5%と高く、スタートアップ企業が経営の軌道に乗らず、早期に廃業を決断するケースが増加しています。
さらに、2024年問題(ドライバー不足や労働時間規制の強化)も控えており、今後も業界の淘汰が進む可能性があります。
それでは、どのような軽貨物会社が生き残っているのでしょうか。
長く続いている軽貨物運送会社には、いくつか共通する特徴があります。成功している会社は、以下のようなポイントを押さえています。
1. 適正な価格設定と収益管理
- 低価格競争に巻き込まれず、適正な運賃を確保している。
- 燃料費や車両維持費などのコスト管理を徹底し、利益を確保できる体制を持つ。
- 取引先との交渉力があり、価格改定が可能な関係を築いている。
2. 安定した取引先・リピーターの確保
- EC市場の拡大を活かし、安定した配送業務を持つ。
- 個人事業主ドライバーに依存しすぎず、法人契約を確保する。
- 企業間(BtoB)の配送や定期契約の荷主を持っている。
3. ドライバーの確保と労働環境の整備
- ドライバーの離職率が低く、長く働ける環境を作っている。
- 過剰労働にならないように配車管理を最適化。
- 労働環境の改善や福利厚生を充実させ、ドライバーのモチベーションを維持。
4. 柔軟な経営戦略と差別化
- 一般的な宅配だけでなく、緊急配送や企業向けのルート配送など多角化。
- 軽貨物+α(引っ越し、家電設置、シェアリング配送)などの付加価値を提供。
- IT活用(GPS管理、アプリでの受注管理)で効率化を図る。
5. 法規制・社会変化への対応
- 2024年問題(ドライバーの時間規制強化)に備えた運行計画を持つ。
- 環境規制に対応し、EV車両の導入やエコ配送の展開。
- 違法な働き方をさせず、法令遵守で安定経営を行う。
長く続いている軽貨物運送会社は、ただ運ぶだけでなく、 「利益の出る仕組み」「安定した仕事」「人材の確保」「市場の変化への適応」 をうまく組み合わせています。
面接などで、しっかり自分の目でどのような会社であるかを判断することも、自分の仕事を安定的に確保することに繋がります!
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